高齢者に安楽な体位交換の仕方

私が勤めている施設では寝たきりの利用者が多いです。
寝たきりの方が多いと体位交換(体交)も一苦労なんですね。私のフロアは60床もあり、60人の利用者がいます。そのうち40人ぐらいはほぼ寝たきりで、残りの20人のうち10人は体交をするようにしています。残りの方は独歩(一人で歩行可能な人)の方です。

 

体交は2時間おきにしています。体交をしないと寝たきりの人は自分で寝返りもできませんので、そのままの状態にしとくと褥瘡(床ずれといった方が分かりやすい?)ができやすくなります。

 

 

体位交換はどのように行っているの?

 

体交のやり方は、講座等で習ったやり方がホント基本になりますね。あれを理解してれば、何処の施設でもほとんど変わらないと思いますよ。

 

体交は2人1組で行います。私の施設では利用者の下(背中の部分)に体交しやすいようにタオルを敷いています。2人でタオルを持って持ち上げることで除圧をするんです。除圧をした後は体の向きを変えます。しっかり体交枕を入れて右側臥位や左側臥位、仰臥位にします。利用者の状態によっては右側臥位禁止だったりもするんですよ。この時気をつけないといけないのが、麻痺側(患部)の引き込みやバルーンチューブの引き込み、点滴をしていればルートの引き込みも注意しなければなりません。

 

この時しっかりしておきたいのが、かかとの除圧。体を持ち上げただけでは足(特に踵部分)は持ち上がりませんから、放っておくと褥瘡発生の原因にもなります。

 

 

体位交換の体験談

 

利用者の体重は人によって違うので、重い人は大変なんですよね。男性がいれば軽く持ち上げてくれるけど、女性二人でも重い人は重たい・・・。下手すると腰痛めちゃいますからね。こんな時はボディメカニクスなんて関係ないのかなぁて思うぐらいですよ。日勤帯は介護職員の人数も多数いますので50人くらいすぐ終わりますが、夜勤の時は一苦労します。夜勤帯は介護職員2人ですから、かなりの重労働です。時間もかかりますからね〜。どうかしたら一人でするときもあります。ホントはいけないんだけど・・・。

 

体交をしていて、たまに失禁を見つけることがあります。そうなると、オムツ交換に着替え、シーツ交換をしないといけないんです。便失禁の時は最悪で、便で汚れたパジャマを洗わないといけなくなりますからショックが大きい^^;失禁が起こる原因はいろいろあり、おむつの当て方が悪いこともありますが、拘縮(身体の関節部分が曲がった状態)でおむつと鼠蹊部(ソケイブ)の間に隙間からはみ出ることもあるんです。原因はなんであれ、体位交換時に失禁を見つけると作業が増えるので嫌ですね!

 

 

 

体位交換は基本さえ習得していれば、介護初心者でも初日からでもできる介護の一つです。
キチンと出来ていないと褥瘡を作る原因にもなるので、利用者が安心して過ごせるようにしっかり体交を行いましょう!

 

 

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